●キット
改造に使ったのは、田宮模型から発売されている以下のキットです。
1/35 ゼネラルセット
1/35 ソビエト歩兵進撃セット
コロンボ本体は、ゼネラルセットから選びました。
これは第二次大戦の名将5人がセットになっているもの。
その5人とは、パットン、マッカーサー、モンゴメリー、アイゼンハワー、そしてロンメル。
モンゴメリーは猫背で、姿勢としてはいいのですが、顔が細すぎます。
軍用コートがそのままコロンボのコートとして使えそうなので、
ロンメル将軍にコロンボになってもらうことにしました。
●組立
まずは使えない部分をカット。
カッターをライターで熱して、"インスタント"ホットナイフにし、ロンメル将軍の長すぎるコートの裾
(必然的に足も)を切断させていただきました。ジーク・ハイル!
本来帽子を被せるため、頭は半分しかありません。
左の部品はコートの裾の背中に取り付けるもの。これも前面に合わせてカットします。
コートのディティールを(えりの一部以外)金ヤスリで削り落とし、
袷も削ってボタンをかけていない状態にします。
将軍はやや左上を向いたポーズなのですが(英国爆撃機でも睨んでるのかな)、
これはコロンボっぽくないので、一旦首から切り離し、前を向かせました。
次に切ってしまった両足を取り付けます。コロンボのズボンは裾がダブルです。
そこでセットの英国モンゴメリー元帥から足を拝借し、接着。もちろん、ちょっと短くします(^^;
白く見えるのはグンゼ産業「Mr.パテ 速乾タイプ」。
……さて、この後ベタベタとパテを盛って、形を整えていきます。
いまいち姿勢がしっくりこないので、もう一度頭を外して、猫背気味に前に取り付けました。
アイゼンハワーとのツーショット。
頭一つ分、身長が低くなっています(約4.5センチ)。
猫背を伸ばしたとして、このコロンボは約4.6センチ。35倍すると161センチになります。
P・フォークの身長が何センチかは不明ですが、「二枚のドガの絵」でドン・アメチーと並んだときも
頭一つ低かったので、まあ、こんなもんでしょうか。
顔にもちょっとパテを盛って額を高くし、目を落ちくぼんだ感じにしてあります。
それにしても、宇宙人みたいです(^^;
お馴染み田宮製パテをシンナーで溶いて、髪の毛、服のシワ、ネクタイ、コートのえり、ボタン、
コートの下に見えるスーツなどを製作。
顔も少しは似てきた…かな?(写真右)
キットから適当な腕と手を選び、身体に合わせてパテを盛ったり、削ったり…。
右腕は「ソビエト歩兵進撃セット」、左腕はモンゴメリー元帥のものを使いました。
考えてみると独・ソ・英三国の兵士の身体を使ってるわけです。
で、完成するのはアメリカ人(^^)
右手は顔の塗装の時に邪魔なので、まだ付けていません。