番外篇
やっぱり存在した PEUGEOT 403 キット!

その1
我が1/35プジョー403が完成したのが、97年8月3日。
そしてそれから2週間たった今日、ふらりと立ち寄った新宿イエロー・サブマリン(模型店)で 見つけてしまいました、キット化された403!
嬉しいような、「今更…」とガックリくるような心境。一個しかなかったので即レジへ。735円也。
しかし帰りに寄った笹塚の玩具店「ホビーショップ・えんどう」(2階が模型コーナー)を 何となく覗いてみると、なんとそこにも…。
店のおじさんに聞いてみると、
「この1、2年、このメーカーの商品、全然入ってこなかったんだよね。でも最近 商社がまとめて入荷したらしくてね。とにかく入荷は不定期だよね。 見つけたときに買っといた方がいいね」
とのこと。
まあ、1/43だし、結局は自分で1/35を作るハメになったろうな、と自分を慰めつつ…。

さて、キットはフランスのHeller(エレール)社製。
プラモデル好きには、車の他にも飛行機や飛行船、宇宙船なんかを出しているメーカーとして有名。
このキットのサイズは1/43で、完成すると全長約10センチになる。
部品点数は29(うちクリアパーツ3)。輸入物なので、パッケージ、組立説明書には日本語なし (まあ図解されてるから言葉の説明はいらないのだが)。デカールも付属。
パッケージを見ての通り、キットはハードトップ(サンルーフのモールド入り)、4ドア。 箱絵はフロントグリルの形状がコロンボの車と違うが、キットの方はちゃんと横に梁が入っている。 パッケージはシリーズ後期、フロントグリルやバンパーの形状を変更し、小型化をはかった"403/7"を モデルにして描いているのかも。
蓋を開けてみると、水色のプラスティックでできたパーツが目に飛び込んでくる。
シャーシのモールドがノッペリしていて、ちょっとチャチな感じは否めないが、ボディは確かに 写真でしか見たことのない403だ(当たり前だ)。4ドアなので、リアウィンドウより後ろの部分が 2ドアのものより短く、2ドア車のフォルムを見慣れた目には不格好に見えてしまう。
あ、やっぱりフェンダーよりもトランクの方が高いんだー、などと自分のプジョーと形状を比較しながら まじまじと眺めていると、
「いつか貴様もコロンボ仕様にしてくれる!」
という闘志が…。何年先に実るか分かんないけどね(^^;

大きめの模型店なら、まだ在庫があるかもしれません。インターネットの模型販売サイトで 探してみるのも手ですね。



その2
自主制作のプジョー完成から2年が経とうとしていた99年、掲示板などでおなじみの「すぷーん」さんよりメール。
「コロンボ仕様のプジョーのミニカーが・・・」との情報。
教えてもらった店(東京・恵比寿駅近くにあるミスター・クラフト)に行ってみると、ありました。
即、購入。下がそれ。


スケールはHellerのキットと同じ1/43。ディスプレイ用の透明プラスティックケースに収まっている。
写真では水色に映っているが、実際はもっと淡くて、「くすんだ空色」という感じ。

後部シートの犬と、ドアのコートは固定されている。幌もオープンのまま。
コロンボの車にしてはぴかぴかすぎるが、この犬とコートはなかなかいい感じ。
フランスのLouis SURBER社が販売元らしい(フランス語のパッケージはよく分からん…)
同梱されていたカタログによると、同社はさすがフランスの会社だけあって、Leaderというブランド名のもと、 プジョーやらルノーやらシトロエンやら、とにかく「国産車」のミニカーを多数販売している。
このプジョーは PEUGEOT 403 COLOMBO という商品名だった。(Oが一個多い)6800円也。

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