複製のベース
主砲は当初、後部に付いているドーム(キットは半球のものが一個だけ)を設定通りの 楕円半球3つに付け替えるだけ、と考えていましたが、見れば見るほど、直したくなってきて、 結果的に大改造になってしまいました(と言っても、サイズは1cm角足らず・・・)。 キットのパーツから砲身、測距儀、丸ドームを削り落とし、1/700日本海軍装備セット(ピットローッド)の パラベーンを削って楕円ドームを作りました。 また、背面の線上モールドも削って直径1mmの丸棒を接着、砲身のスライド部分は、波動砲で使用した 1/700艦船用エッチングの手すりをレジンで複製してモールド化、極薄の板状にして貼り付けました。 面取りも設定通りに修正し、キットでは下の方に付いている測距儀も上に付くように支柱を付けました。
これを複製して、真鍮パイプの砲身(1mmと0.7mmの組み合わせ)を差し込んでいます。 2000倍した時、砲身の直径が1.4m(口径は1.26m!)になってしまいますが、見た目重視で妥協します。 測距儀先端はエバグリーンの角棒(1.0×0.75mm)。

サフ吹きを終えた改造主砲
第1・第2砲塔の台は、甲板加工に伴いタミヤの2cmプラ棒で新設。 砲塔旋回を可能にすべく、軸穴はやや前よりに開けました。
今回の改造で、砲塔の幅をやや詰め、測距儀も小さめにしてなんとか旋回するようにしましたが、 設定画をそのまま採寸して設計したら、劇中のような90度の旋回は到底不可能だったでしょう(特に第2砲塔)。
完成型。
測距儀は、ファーストシリーズでは水色に塗られることが多かったようですが、アクセントを付けるために 白+クリアオレンジで。
関連項目 前部甲板
副砲