. 5.音楽について
コロンボのテーマ曲といって真っ先に思いつくのは、かつては水野晴郎氏の
解説のバックに流れ、今は新シリーズのオープニングに流れるあの曲だろう。
「コロンボのテーマ」としてもう一つ言及しておくべきなのが、
コロンボ自身がしばしば口笛や鼻歌で歌う THIS OLD MAN。 5-2.「白鳥の歌」のあの曲
タイトルは I saw the light 5-3.CD・レコード入手法
5-1で紹介したテーマ曲は、 手元にLP、EPなどをお持ちの方は、収録曲、作曲家、レコード番号などを教えてください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
. 6.ノヴェライズ(小説版)について
二見書房が1974年に新書版「サラブレッド・ブックス」(サラ・ブックス)として
刊行開始。全36巻に別巻2冊(「死のクリスマス」「謀殺のカルテ」)の合計38冊。
その後、2エピソードを1冊にまとめた「特選・刑事コロンボ」全10巻、
ノヴェライズされていなかった作品を既刊のエピソードと2本立てにした
「未発表・刑事コロンボ」全3巻が刊行されている。
ノヴェライズの「翻訳者」たちは、しばしば台本の弱い部分や足りない証拠を
読者のために補足たり、矛盾を解決してくれており、映像版を見るときと印象が
変わる作品もある。 新シリーズはテレビ放映のずっと以前に二見文庫から刊行されるので、 「見てから読むか、読んでから見るか」の選択に苦しむ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
. 7.カサベテスがコラサント名義で監督を?
この件についてははっきりしたことは不明。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
. 8.「仮面の男」最後の“笑い話”
「仮面の男」のラスト。
「これのどこが面白いんだ」という症状が蔓延。 オリジナル英語版ではどう言っているのだろうか。
因みに小説版(二見書房サラ・ブックス)での訳は次の通り。 (三谷茉沙夫訳)
何が面白い?さあ? (ブレナーの部屋で麻雀牌を見たことがアリバイ崩しのヒントになり、 それを皮肉った、というのが“なぽべん説”。でも“笑い話”じゃないなぁ) あ、会話中のゲームというのが、この場合、オリンピックと麻雀をかけてあるということは、分かってますよ。 (何通か、ゲーム=オリンピック を念押ししてくださるメールがあったので・・・(^^;) 「mind-change と mah-jongg の シャレなのではないでしょうか。」 という新説は、"驢馬が一匹"さん。なるほど。 「この作品が作られた1975年当時の政治状況を考えれば、 比較的わかりやすいジョークだと思いますよ。」 とおっしゃるのはsamboさん。(以下、いただいたメールの引用)
Columbo "Today, Chinese, they changed their minds." というのは、「中国は気が変わってまたソ連寄りになったよ」というニュアンスのセリフで、 Brenner "Did they again?" というのは状況によってソ連に接近したり、アメリカに接近したりと態度をコロコロ変える中国 が「また気が変わりやがったのか」という皮肉っぽい切り返しで、 Columbo "They're back in the games..." の「game」は米中ソの政治戦略的駆け引きを示した言葉なわけです。 で、政治の話かと思わせておいて、実は麻雀の話だったと。 これがおもしろいかどうかっていうと、おもしろいわけありませんが、 アメリカンジョークって、まぁこんなもんでしょ。 テレビ版、小説版の翻訳ともBrenner の"Did they again?" というセリフのニュアンスを表現できていないので、 「政治の話と思わせておいて実は麻雀」という会話の妙を 日本語でうまく伝えきれてないのだと思いました。 諸説紛々。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
. 9.コロンボの葉巻について
NHKがPR用に出していた「グラフNHK」昭和53年12月号では、「刑事コロンボ」特集が組まれており、
その中に葉巻についての言及もある。 |